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岩瀬流オリジナル整体術『下肢』①~⑩

2016.08.01























岩瀬オリジナル整体術とは?


※私が、今の整体院をはじめてから、多くの臨床を重ねて来ましたが、これから説明する20のステップ(下肢のみ?・・・なぜ下肢のみなんですか、上肢は別の手技でやります)は当時(約35年前・・・掲載されている写真は約21年前に撮影したもの)とほぼ変えることなく培ってきた秘技です。

私の臨床の約80%強がこれから説明する20のステップで成り立っております。たった20のステップで・・・え~と、思われるかもしけません。だって、訪れる患者さんが10人いれば10通り、いや、100通り以上の症状があるのに・・・?。

されど、基本となるこの20のステップを覚えてさえいればいかなる症状の方にも対応できます。掲載する写真は長年使ってきたので不透明なものもありますのでご容赦下さい。

■岩瀬オリジナル整体術(下肢)操法を始める前に・・・まず、相手方の足の長短を確認ます。

殆どの方が、通常に日常生活を送っているだけでも身体に歪みを生じさせております。それを判断するのに足の長短を調べるのが1番手っとり早いです。


※上記写真(1)・・・受け手の両足の内側を合せて、踵(かかと)の高さを見ます。


上記写真では、術者の左親指で受け手の足裏を押さえているように見えなくもないですが、実際にはただ拇指を当てているだけです。


上記写真の場合は、左足が低くなっています。左足が短いということになります(上記写真内赤点線の部位の段差)

■岩瀬オリジナル整体術ステップ(1)・・・『足首回転運動』

※足の長短を確認してから、短い方の足から始めます。

※術者は肩の力を抜いてリラックスした状態で行う。

※下記写真(2)は、準備姿勢で、受け手の姿勢はうつ伏せになり左ひざを90度に屈曲する。
※術者は、90度屈曲している受け手の膝頭を自分の両足(両膝頭)で挟み正座


注)上記写真(2)・・・必ず両膝頭で挟み固定する(厳守)。


注)上記写真(3)・・・『上記写真赤〇』・次の頁のイラスト赤斜線ところである、指の裏は痛みを感じやすいところですので強く握らない。
※この部位は強く握らないこと。

同時に受け手の足首を握ってる術者の手の握りの力が強すぎると回転時にアキレス腱を痛める恐れがあります『上記写真赤〇(2)。これで準備は整いました。
■足首回転運動・・・下記写真(4)

注)背筋を伸ばして・・・

※術者は、右手で受け手の左足を軽く把持し、左手(利き手の方が回転を行うときやりやすい)で、受け手の足指全指の先を包み込むに把持し、その姿勢で受け手の足首を内外側に回転運動を行う(約20回位を目安に)。

注)あくまで受け手の筋肉の緊張の度合いをみながら、適度な回転運動を行います。

※ポイント・・・足首の回転がスムーズでないときは、受け手の背中(肩甲骨の間)をトントンと2~3回手のひらで叩くと良い。この傾向は自律神経失調症の方に良く見られる症状です。


次に、此処までの操法を行う時の注意事項を説明して置きましょう。
整体術 足裏を擦らない※上記イラスト①の様に術者が把持している4指の先で受け手の足裏をこすってしまう傾向があります。
整体術 指の位置


■上記イラスト②・・・イラスト①のような事のないように上記イラスト②の様に赤点線のところに術者の4指が位置するようにすると良いです。



※ポイント・・・足首を握る時は、人差し指を除いて、4指で軽く支えるような感じで握る(人差し指は伸ばして置く)。


■適応・・・足首・下腿全体の筋肉の緊張緩和・脊柱起立筋や頚椎部の不快緩和効果的です。

特に坐骨神経痛・ひざ痛。足首痛(捻挫)に威力を発揮する運動法です。


外反母趾の方をやる時
■上記イラスト③は、外反拇指の方をやる時は、上記イラストの赤点線〇の所に拇指を突っ込んで残りの4指を把持して回転運動を行います。


■整体術ステップ(2)『足甲回転運動』・・・(説明は次の頁)


■上記写真(5)・・・まず、ステップ(!)同様の姿勢で行います。

※準備①・・・術者は、両膝頭で90度に屈曲している受け手の膝を挟みしっかりと固定します。しっかり固定しないと回転時に下腿がバランスを失いよい結果が得られません。

※準備②・・・上記写真⑤の赤矢印のように、術者は、右手で受け手の踵(かかと)把持し、把持した踵を手前の方へ引き寄せます。同時に左手で把持している指先を前方(赤矢印)に押し出します。この時点で足底部は垂直になります。



■上記写真(6)・・・上記写真(5)の準備①~②が終了したら、術者は受け手の左足首を写真の赤矢印方向(左右)にゆっくりと回転運動を行います(片方約20回位を目安に)。


■整体術ステップ(3)『足首関節屈曲伸展』


※屈曲=折り曲げる。

※伸展=伸ばす


※足全体を上下にチョン・チョン・チョンとりズミカルに3回屈曲伸展を行う。

■上記写真(7)・・・術者は、ステップ(1)(2)同様の姿勢から・・・

術者は、受け手の足底の中心部(湧泉=下記イラスト④)に拇指を重ね合わせます。


その状態(姿勢)で、受け手の足全体を上下にチョン・チョン・チョンとリズミカルに3回屈曲伸展を行います。

※この調整法はカイロプラクティツク療法の軸椎(頚椎1番)・環椎(頚椎2番)の調整にも用いられているテクニックです。


■整体術ステップ(4)『足首牽引』


注)圧に注意(赤〇)・・・術者は、膝頭で押さえている膝裏にかかる圧に注意。ただ、引き上げる時に受け手の膝が自分の膝とともに上がってしまっては意味がない。

■上記写真(8)・・・受け手は、膝を80度に屈曲させ、うつ伏せに寝る。


術者は、受け手の膝裏を術者自身の膝頭で固定し、受け手の左足首を、両掌で包み込むように把持し、その姿勢で受け手の下腿(足首)をチョン・チョン・チョンと3回上方に牽引する。

注)術者は、固定している膝頭の圧に注意が必要です。強すぎれば受け手は痛みを感じます。

弱すぎても、牽引の際に受け手の膝が浮いてしまいます。浮いてしまうと牽引の意味がなくなります。









■整体術ステップ(5)『足首内外転調整』








■上記写真(9)・・・受け手はうつ伏せ、術者は、左手のひらで、受け手の踵(かかと)を軽く把持し、右手のひらで指先を包み持ち、左足首を外旋(自分の方へ引き寄せる=上記写真赤矢印方向に)。



■上記写真(10)・・・写真(9)の操法に続いて、今度は右手で把持している受け手の指先を前方に押し出す(内旋=上記写真赤矢印方向に)。
■整体術ステップ(6)『膝関節調整と回転運動』

※受け手の膝裏(委中穴)に手のひらで押さえ固定(完全密着)する。

■上記写真(11)・・・術者は、左手のひらを受け手の膝裏(委中穴)のところろを抑え固定します。


注)術者の左手のひらが完全に膝裏(膝の中央=委中)に差し込むこと。手のひらが途中に位置していてはだめ。

※術者の右手で受け手の左足首を把持し、その姿勢で、受け手の下腿(膝から下)を完全屈曲させた状態で、下腿を内側に回転させます。

次に、徐々に、受け手の下腿を屈曲させてゆき、踵が受け手の臀部(おしり)につくように加圧しながら回転運動をします。




※無理に臀部に押し付けるのではなく、受け手の筋肉の弛みにまかせて、加圧回転を心がけます(約20回位を目安に)。








■整体術ステップ(7)『膝関節回転その2』



※腰に軽く手を置くだけです。
■上記写真(12)・・・上記ステップ(6)での調整法では、左手のひらを膝裏に入れて行いましたが、今度は、手のひらを臀部(腰骨の少し下)に軽く置きます。



■上記写真(13)・・・屈曲させた受け手の膝を回転させながら、踵が臀部につくように徐々に加圧回転を行う。


※最終的には受け手の踵が臀部につくように。踵し臀部の隙間(格差)を埋めるのが目的です。

■上記写真(14)・・・決して、術者の力で押しつけるのではなく、あくまで受け手の筋肉の緊張の弛みにまかせてその手助けをするのみにとどめておく。





※上記イラストの様に、①の状況を下腿を徐々に回転させることで・・・操琺の理想(効果)はイラスト②の様に踵が臀部(おしり)に着くように徐々に回転加圧をして行きます。








■整体術ステップ(8)『後上腸骨棘(骨盤変位)調整』


※下記写真(15)・・・術者は左掌を受け手の左臀部側面に当て、右手は受け手の左足首を把持します。



※下方(側方)に抑える。
そのままの姿勢で、臀部に当てた左掌に適度の圧を加え(下方に押さえつける感じ)ると同時に右手で把持している受け手の左足首(下腿)を反対方向に倒して行く。一気に倒すのではなく、徐々に倒して行く。

※術者の左手の位置(臀部)と、右手位置(足首)を下に折り曲げる『へ』の字のように。



※完全に倒した状態に・・・
※上記写真(16)・・・徐々に倒して行き、完全に反対方向に倒した状態です。この姿勢を保ち最後に術者上半身を前に移動(まえのめり状態)し、その状態で両手に加圧を加える。



■整体術ステップ(9)『腸骨稜上部揉捻』

※この療法(9)と次の療法(10)は、この整体法の中で、最も重要な操法です。

■下記写真(17)・・・術者は、受け手の左大腿部を自分の膝上の乗せて、受け手の下肢全体を持ち上げます(受け手の膝部が術者の大腿部の乗るように・・・下記写真楕円赤丸部分のように)。


※上記写真赤点線〇・・・指先を回転させるように、3箇所(腰部中央ラインから脇腹までのライン)を3回行う。

※上記写真赤点線〇・・・指先で、押し回し揉みする感じ。

注)受け手の皮膚面を指先でつつかないように。

※術者は、高くなっている受け手の左腰の腸骨稜上部(下記イラストの赤●)に両手を重ねて、その指先で円を描くように、内外側に回転揉捻を行う。



指先を腸骨にセット

筋肉をストレートに揉捻するのではなく、浮いた受け手の腰を立体的に指先回転揉捻を行います。

■ポイント・・・腸骨稜上部を三点(箇所)に分けて両手重ね指先回転揉捻をします。

■整体術ステップ(10)『寛骨調整』


※この療法も(10)も、療法(9)同様に重要操法です。


※術者は、上半身を反対方向へ体重移動する。


※こちら側を反対側に持ち上げて、最後に加圧する。

■上記写真(18)・・・術者は、(9)の操法の姿勢で、右手4指で受け手の右側の前上腸骨棘(ぜんじょうちょうこつきょく)にひっかけ、左手掌は受け手の左大臀部(だいでんぶ)に密着(固定)。


上記姿勢で、右手を左側へ持ち上げるように引き寄せて、寛骨(腰全体)を、左側に回放伸展(ねじる)を3回繰り返し行う。

■ポイント・・・把持している両側を自分と一体化して、自分の上半身を反対側(左側)に体重移動をする感じで・・・上記までの操法が終了したら・・・足の長短を確認とります。


※両足の拇指を合わせ、両踵の高さを確認します。始めの検査より、足の長さが違っていたら(整っていたら)、骨盤の調整が出来たことになります・・・ちなみに、上記写真では両方の足の長さが同じ(整って)になっております。

※下記写真は、始めに検査した時の写真ですが、上記写真と見極めて下さい。

明らかに足の長短の差が分かると思います・・・ここまで終了したら、ステップ(1)に戻り反体側を同様に、ここまでの操法を反対側に行います。











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